美術館や博物館は、絵や資料をただ見るだけ…と思っていませんか。最近の展覧会は、ユニークな展示が多く、どう展示して何を見てほしいか、という学芸員さんの思いが伝わってくるものばかり。実際に見てみると作品が語り掛けてくるように見えるから不思議です。ぜひあなたも、美術館や博物館に出かけて、好奇心の泉を満たしてみませんか。
バルセロナに生まれた芸術家ジュアン・ミロ(1893-1983)は、ピカソやダリと並ぶ現代スペインを代表する巨匠として、日本でも永く愛されてきました。しかし、絵画や彫刻、版画、タペストリー、そしてやきものにまで及ぶその旺盛な創作活動の裏に、日本文化への深い造詣があったことはあまり知られていません。本展では、浮世絵や俳句を通じた日本への憧れが感じられる初期の代表作から、民芸や書、やきものを通じて触れた日本特有の質感を反映した戦後の大作まで、ミロの 90 年の歩みを辿ります。
[観覧料]
一般1,800円(1,600円)/高校・大学生1,200円(1,000円)/中学生以下無料
※( )内は前売券及び20名以上の団体料金。
※ 上記料金で同時開催のコレクション展もご覧いただけます。
布による空間造形で知られる庄司達の個展。デビュー作である〈白い布による空間〉7点のほか、〈Navigation〉、〈Cloth Behind〉の各シリーズを一堂に展示。中でも〈Navigation〉シリーズ3種(アーチ/フライト/レベル)がすべてそろうのは本展が初めて。
[観覧料]
一般1,200円(1,000円)/高大生800円(600円)/中学生以下無料
※ ( )内は前売または、20名以上の団体料金
本展では猫の擬人化作品と、それらを描いた歌川国芳を主軸に据えながら、江戸時代の擬人化表現の面白さに着目します。そのなかで、なぜ国芳の作品にかくも惹きつけられるのか、その魅力のありかを探っていきます。
[観覧料]
一般1,600円(1,400円)/高大生1,000円(800円)/小中生500円(300円)
※ ( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※ 本展の前売券は7月1日(金)まで販売します。会期中は当日料金にて販売します
相模国(現在の神奈川県)の刀工・正宗が手がけた刀剣は、室町時代以降の武家社会では、贈答に欠かせない品として高く評価されていました。刀剣の受容の歴史を紐解きながら、尾張徳川家に伝えられた正宗と相模伝の名刀を一堂に展示します。
[料金]
一般1,400円/高大生700円/小中学生500円
※ 65歳以上の方は200円割引(要証明書提示)
※ 毎週土曜日は小・中・高生入館無料
[同時開催]
>> 企画展「大名の冠・婚・葬・祭」
春の山、夏の海、秋の景、冬の古都。眼を驚かすような絶景、風光明媚な景色、観光名所やランドマーク。憧れの海外へも足を延ばして異国情緒も堪能しながら、新型コロナウイルス感染症拡大のため、国内外への旅行が自由にできなかった失われた時を、画家たちの眼で描かれた風景を巡って取り戻しながら楽しみます。
[観覧料]
古川美術館、分館爲三郎記念館2館共通入館券
一般1,000円、高大生500円、中学生以下無料
1979年生まれの新野洋と1959年生まれの西澤伊智朗の二人展。みずみずしく透明感あふれる新野のアクリル樹脂の素材感と、荒々しくも素朴な西澤の陶土。20歳差のふたりが創り出すそれぞれの自然のかたちをお楽しみください。
[入館料]
一般 1,300円(1,100円)/小中高生 500円/小学生未満無料
※( )内は10名以上の団体料金
ノリタケはこれまでに様々なデザインや素材開発を行ない多くのディナー皿を製造、世界の食卓を彩ってきました。工業製品として作られた食器には、当時の時代背景や市場のニーズが反映されています。ディナー皿とともにその時代に起きた歴史的、社会的出来事もキャプションで紹介しています。また、様々な碗皿を展示したコーナーや、テーブルセッテングなど、ノリタケ食器のデザインを愉しむことができます。
併設のクラフトセンターでは、ボーンチャイナの製造工程の見学やお皿やマグカップなどに絵付けを体験可能です。
[入館料]
一般500円/ 65歳以上300円/ 高校生以下無料
※ 団体割引あり
現在に至るまで人々は好みの酒器を使い、愛で、もてなし、遊び心を持ち、様々な思いを込めて酒のうつわを楽しんできました。そこには日本人の豊かな感性が生み出した面白き「うつわ使い」の世界を垣間見ることができます。日本のやきものの酒器の美しさと豊かさを感じてください。
[観覧料]
一般600円(480円)/高大生500円(400円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※ 上記観覧料で常設展も併せてご観覧いただけます
近現代の芸術家たちがその魅力にひかれ、刺激を受けた版画。本展では、メナード美術館のコレクションから選んだ12人の作家たちによる版画作品の数々をお楽しみいただきます。
[観覧料]
一般900円(700円)、高大生600円(500円)、小中生300円(250円)
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金。ただし現在は団体受付を休止しています。
本展では、世界屈指のガラスコレクションを誇る北澤美術館(長野県諏訪市)の豊富なコレクションの中からルネ・ラリックの作品を選りすぐり、ガラス工芸家としての全容をご紹介。華やかで洗練されたフランス 20 世紀初頭のモダンな様式美をラリックによるガラス作品を通してご覧ください。
[観覧料]
一般 1,200円(1,100円)/小中学生600円(550円)
※( )内は20名以上の団体料金
※ 中学生以下の方は証明書をご提示いただく場合があります
※ 各種障がい者手帳の交付を受けている方及びその介助者1名は無料
今回の展示では、安城市を擬人化した「安城太郎」の眼を通して、市民の生活、環境、景観などの移り変わりをあらわす新聞やポスター、古写真、生活道具などの資料から、安城70年の足跡を紹介します。
[観覧料]
無料
何が描かれているの?抽象的な作品は難しいと思われがちですが、見る人それぞれの思考を刺激する不思議な魅力があります。リズミカルな点や線、画面いっぱいのヘンテコな形、ザラザラ・デコボコした作品など、絵画の様々な要素を紐解きながら紹介します。
[観覧料]
無料
1910年代から30年代は、西欧を中心に日本を含む各地で、様々な「モダン」の形が現われた時代でした。1914年に勃発した人類史上初の世界大戦が象徴するように、この時代の最大の出来事は世界が一気に同期したということでした。その急速に変化する社会のなかで、作家たちがときに交わり、ポリフォニーのように共鳴しながら探求したいくつもの「モダン」の形を紹介します。
[観覧料]
一般1,400円(1,200円)/高校・大学生900円(700円)/中学生以下無料
※ ( )内は前売り及び20名以上の団体料金
※ 障がい者手帳をお持ちの方《介添者1名》、豊田市内在住又は在学の高校生、及び豊田市内在住の75 歳以上は無料《要証明》
本展では、雑誌『工藝』全120冊を一挙に公開するとともに、豊田市民芸館が所蔵する民藝作家の作品を併せて展示します。編集刊行の中心となった思想家の柳宗悦らが民藝の「美の基準」を具体的に提示するために世に送り出した雑誌『工藝』。この出版活動の総体をご覧ください。
[観覧料]
無料
明治4(1871)年、この三河の地で「大浜騒動」と呼ばれる事件が起きました。急進的な近代化・中央集権化の国策と、人々の信仰や暮らしとの乖離から生じた騒動は、人ひとりが命を落とす事件へと発展し、騒動を主導したとみなされた僧侶たちの投獄・処刑に至りました。150年の歳月が流れ、人々の記憶から風化しつつある「大浜騒動」。「大浜騒動」とは何であったのか、節目を迎える今、再び辿ります。
[観覧料]無料
※ 6月26日(火)~7月1日(金)は展示入れ替えのため観覧できません。
レオナルド研究で知られる東京造形大学 池上英洋教授らの指導のもと、学生や卒業生約100名が参加した復元プロジェクトより、復元作品約30点を展示。万能人と称されたレオナルド・ダ・ヴィンチのものづくりへのあくなき探究心をご紹介します。
[観覧料]
高校生以上800円(640円)/中学生以下無料
※ ( )内は前売り、20名以上の団体料金、または高浜市内居住者
※ その他各種割引あり