一宮市
一宮市三岸節子記念美術館(いちのみやしみぎしせつこきねんびじゅつかん)
一宮市出身の女流画家・三岸節子の美術館
一宮市三岸節子記念美術館は、平成10年に尾西市三岸節子記念美術館として開館し、平成17年の市町村合併にともない現在の名称に改称されました。名誉市民である三岸節子をたたえ、その作品を収集・展示した施設です。
幼少時代の思い出を残す生家跡に建設
この美術館は、彼女の生家跡に建設されており、かつてこの敷地内にあった織物工場を彷彿とさせるのこぎり屋根、現存する土蔵を生かしてアトリエを復元した展示室、ヴェネチアをイメージした水路など、彼女の思い出と深くかかわった設計がなされています。
若き節子が生涯を予見した作品「自画像」
彼女の自画像も残されています。『自画像』は美術学校卒業後、展覧会で初入選した作品。
あどけなさが残る二十歳の肖像ですが、その眼差しは彼女自身の壮絶な人生の炎が見え隠れしているようにも見えます。情熱的に恋をし、絵に打ち込み、愛を描いた画家の命の煌めきがそこにはあります。
苦難の時代を命がけで生きた節子が満開のさくらを描く
彼女は自ら「花の画家」と称していました。93歳の時に描いた『さいた さいた さくらが さいた』は満開の老木が叫ぶようにうねる桜が印象的です。もう歩くことも出来なかった節子が命を燃やして描いた100号の大作には、描き続けることへの執念の凄みも感じさせます。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒494-0007
一宮市小信中島字郷南3147-1 - 料金
- 一般320円、高大生210円、中学生以下無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 駐車場
- 無料
普通車40台・バス1台
- トイレ
- 有り
- 定休日
- 月曜日(祝祭日・振替休日の場合、その翌日)
祝日の翌日(土曜・日曜日の場合、開館)
年末年始(12月28日~1月4日) - お問い合わせ
- 0586-63-2892
バリアフリー情報
アクセス方法access
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電車でのアクセス
JR「名古屋」駅からJR「尾張一宮」駅下車。名鉄バス「起(おこし)」行で「起工高・三岸美術館前」下車。徒歩1分