江戸時代には酒や酢、醤油など醸造文化が花開いた「半田市」。運河沿いには、繁栄を極めた醸造業の黒板囲いの蔵や、明治初期の豪商邸宅が建ち並び、当時の面影が色濃く残されています。そんな半田市内で人気のおすすめスポットをランキング(※1)でご紹介♪
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※1 ランキングは、2019年度Aichi Now内のアクセス数を集計した結果となります。
教科書にも採用される有名な童話「ごんぎつね」の作者・新美南吉生誕の地としても知られる半田市。中でも「ごんぎつね」の舞台となった矢勝川周辺には、童話の世界そのままののどかな里山風景が広がり、のんびりと散策するのに最適なエリアです。
名鉄河和線「半田口」駅から西へ5分ほど歩き県道264 号線へ、さらに北へ5~6分で「ででむし広場」に到着。ここを起点に矢勝川南側堤を西へ約1.5キロ、新美南吉記念館へと至る道のりが、人気のウォーキング・コース。同じく矢勝川北側堤はサイクリング・ロードとして舗装整備されています。
愛知県半田市では、酒や酢などの醸造業が盛んで、その醸造業に代表される黒板囲いの蔵が半田運河沿いに今も残っています。
江戸時代よりひらかれた運河により、知多半島から江戸、大阪へ、酒や酢、木綿などの特産物が運ばれていました。運河沿いには、繁栄を極めた醸造業の黒板囲いの蔵や、明治初期の豪商邸宅が建ち並び、当時の面影が色濃く残されています。
“知多の半田は蔵のまち”と古くからの唄にも歌われるように、300余年の歴史を誇る醸造文化の地で、1972年まで約200年にわたって実際に酒づくりが行われていた酒蔵をそのまま活用した、お酒の博物館。
見るのはもちろん、触れる・遊ぶといった体験を通して地球や宇宙の不思議を楽しみながら学べる科学館。
知多半島唯一のプラネタリウムホールでは、季節にあわせ趣向を凝らしたプログラムを投影。直径18mのドームに240席のシートが備えられ、ゆったりと満天の星空を体験できます。特におすすめなのが、スターナビゲーター(星空解説員)による生解説。星座にまつわる神話の紹介をはじめ、星の魅力をわかりやすく紹介してくれます。
こちらのドーム、一部を開口することで多目的ホールにもなり、音楽会や小演劇などのイベントも開催されています。
また、屋上にある天体観測所では、口径40cmの反射望遠鏡をはじめ5台の望遠鏡があり、毎月わくわく楽しいテーマが設けられた「星見会」が開催されています。
お酢のミツカンが創業の地に設立した体験型博物館。昔ながらの情緒が残る運河沿いの黒塀の景観とともに、江戸時代の酢づくりの様子や、脈々と受け継がれてきた醸造の技術、伝統的な食文化の歴史や魅力などを、見てさわって、楽しみながら学ぶことができます。
※完全予約制のガイドツアーです。ご予約はこちらから(外部リンク)>>
また、見学コースだけでなく、様々な企画・イベントを「MIMホール」で開催しています。詳細についてはMIMホームページをご覧ください。
明治初期の建築と推定される、醸造業などを営んでいた半田屈指の豪商・小栗家の店舗兼邸宅。
主屋は寄棟造り棧瓦葺の屋根を持つ二階建の建物で、旧家の趣を醸し出すいかめしい格子に囲まれた道路側は、萬三商店の旧本社事務所として使用されていました。
奥は広大な居宅部分となっており、店舗部分とは土間によってつながっています。居宅部分の上り口正面に望まれる二間幅の堂々たる式台や、縦縞状についた筋目が目立つ二階の床を支える太い梁材が、同家の格式を高めています。
その歴史的な重みと風情がただよう佇まいから、2004(平成16)年に国の登録有形文化財として登録されました。
※普段は常時非公開のため、外観のみご見学いただけます。