名古屋城 / 名古屋城本丸御殿(なごやじょう/なごやじょうほんまるごてん)
天下統一の夢、ここに極まれり
名古屋を代表する観光スポットといえば、筆頭として挙げられるのが名古屋城でしょう。慶長15年(1610)、徳川家康が天下統一の最後の布石として建てたのがこの名古屋城で、以来徳川御三家のひとつに数えられる尾張徳川家の居城とされてきた歴史を持っています。
現代に蘇った天守閣
ただ、名古屋城が辿った歴史は決して順風満帆なものではありません。昭和20年(1945)5月に起きた名古屋空襲により、建造物のほとんどは灰燼と化しました。尾張藩の時代から変わらずに現存するのは西南隅櫓や東南隅櫓を始めとする6棟のみとなります。
しかし、長く尾張の地を見守ってきた名古屋城の天守閣は、昭和34年(1959)に蘇ります。金の鯱をいただいた五層の大天守閣と小天守閣が再建され、往時をしのばせる威厳を取り戻しました。
※現在天守閣は閉館となっています。
豪華の極み!いざ本丸御殿へ
焼失がもっとも惜しまれたのが、かつて城郭として国宝第1号に指定された名古屋城の本丸御殿。「近世城郭御殿の最高傑作」と呼びならわされるほどのものでしたが、戦禍を被ってしまいました。
しかし、文献や実測図・古写真・障壁画などが残されており、これらに忠実に従うかたちで平成21年(2009)より復元工事が始まり、2018年にいよいよすべて完成となりました!それぞれの内容は以下のコラムで詳しく紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
◆ほんものストーリー「本丸御殿(対面所・下御膳所)」
https://www.aichi-now.jp/stories/detail/5/
◆歴史コラム「水蓮の忍者修行!本丸御殿(上洛殿)編」
https://www.aichi-now.jp/historical_columns/detail/87/
江戸の城下町がにぎやかに蘇る グルメ通り「金シャチ横丁」が開業
平成30年3月29日には、グルメ施設「金シャチ横丁」がオープン。江戸時代の城下町の街並みを再現する正門側の「義直ゾーン」には味噌煮込みうどんの「山本屋総本家」や「みそかつ矢場とん」、「ひつまぶし名古屋備長」など12店が、ガラス張りでモダンな施設とする東門側の「宗春ゾーン」にはラーメンの「フジヤマ55」やあんかけスパゲティの「あんかけ太郎」など7店営業しています。新旧の名古屋めしを楽しめるにぎやかな施設です。
天守閣は閉館に
耐震性を上げるため、名古屋城天守閣は平成30年5月7日(月)から入場禁止(閉館)となります。しかし、この期間でも天守閣以外の名古屋城は通常どおり開園しているのでご安心を。天守閣閉館中も、名古屋城へぜひおこしください♪
名古屋城 VT(バーチャルツアー)本丸御殿
名古屋城公式サイトにて、本丸御殿を3Dで観覧できる「VT(バーチャルツアー)本丸御殿」が公開されました!最先端のVRカメラ「Matterport(マターポート)」を用いて撮影されており、4Kの高画質で装飾の細部まで鮮明に再現しているので、実際にその場にいるように360度あらゆる角度から楽しんでいただけます。
スポットの概要outline
- 所在地
- 〒460-0031
名古屋市中区本丸1-1
- 料金
- 観覧料大人500円、中学生以下無料、名古屋市内在住65歳以上100円
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください - 営業日・時間
- 9:00~16:30(本丸御殿入場は~16:00)
- トイレ
- 有り
- 定休日
- 12月29~31日、1月1日は休み(但し、イベントによる変動有り)
- お問い合わせ
- 052-231-1700(名古屋城総合事務所)
バリアフリー情報
アクセス方法access
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電車でのアクセス
◎地下鉄「名古屋」駅から、「栄」駅で名城線に乗り換え、
地下鉄「名古屋城(市役所)」駅下車。徒歩12分
◎市バス「名古屋駅」から、市バス「名古屋城正門前」下車。徒歩1分
◎なごや観光ルートバスメーグル「名古屋駅」(8番のり場)から、
メーグル「名古屋城」下車。徒歩1分 -
車でのアクセス
◎名古屋高速道路「黒川出口」より8分
◎名古屋高速道路都心環状線「丸の内出口」より5分