知多岡田で開運祈願★ミニお遍路とレトロな街並みツアー! | 【公式】愛知県の観光サイトAichi Now

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Column.47

知多岡田で開運祈願★ミニお遍路とレトロな街並みツアー!

知多市は、知多四国霊場開山の地。昔から市内十か所の弘法さんを徒歩で参拝する「十弘法」が盛んだったといいます。とはいえ、長距離を歩く本格的な霊場巡りは、体力・モチベーションともに自信ナシ。数か所巡ってお遍路気分が味わえるなら最高なのにな…と思っていたところ、知多市観光協会お薦めのガイドツアー『「公認先達ガイドと尋ねる知多四国霊場開山の地参拝」と岡田の古い街並み散策』を発見!なんと、お遍路体験ができて、岡田も散策できるというスペシャル企画です。観光地化されていない町なので、ガイドさんと一緒に巡ると面白さが倍増。これは行ってみなくちゃ!

知多「十弘法」3箇寺でお遍路体験

名鉄古見駅にて、ガイドさんと待ち合わせ。「知多四国霊場公認先達ガイド」とは、「知多四国霊場会」に公式に認められた先達さんのことで、何度も巡拝なさっている方しかなれないそう。これまで何が正しい参拝方法なのかよく知らずに生きてきましたが、先達ガイドさんに読経や参拝の作法や心得を教えていただき、参拝する心の準備ができました。これ重要!

<ガイドさん直伝・参拝の手順>
1 礼所へ到着したら合掌して一礼します
2 手を洗い、口をすすぎ、身を清めます
3 先ずご本尊様をお参りします
4 次にお大師様に参り、ロウソク、線香をささげます
5 お賽銭を納め、合掌し、心をこめて経(たいてい書いてある)を唱えます
6 納経所で御朱印をいただきます
7 札所を去るときは合掌して一礼します

十弘法めぐり専用、知多木綿の集印帳もありますよ

巡拝では「納経帳」が使われますが、この「集印帳」は十弘法めぐり専用。各寺の納経所にこれを出して朱印をいただきます(100円)。すべて巡ったら知多市観光協会で、「参拝記念スタンプ」と記念品がもらえますよ。

知多木綿の集印帳

販売場所:知多市観光協会・妙楽寺・慈雲寺・正法院・浄蓮寺・龍蔵寺
価格:1500円
 

【お遍路体験①】妙楽寺(みょうらくじ)

知多四国八十八ヶ所霊場のはじまりがこちら。知多四国霊場を開創した「亮山阿闍梨」が住職を務めていた寺で、本堂の前には修行大師像とともに阿闍梨の銅像が鎮座しています。

番外札所である開山所の大師堂と七十九番札所の大師堂の2つがあり、札所本尊は、もちろん弘法大師です。ここに安置されている弘法大師像は、開運・厄除けに霊験あらたかで、「金弘法霊場」とも言われているとか。確かに、山門の柱に掲げられている金色の額にも「金弘法」という文字と弘法様の絵が描かれていました。ありがたや。

妙楽寺(みょうらくじ)

  • 妙楽寺(みょうらくじ)
  • 妙楽寺(みょうらくじ)

▲パワースポットのひとつ「いぼ地蔵」。
イボやおでき、ガン封じにまでご利益があるそうです。お地蔵様の前に置かれている石で患部をなで、石を持ち帰ります。治ったら石を2つにしてお返しをするというもので、お地蔵様の足元にはたくさんの石が積まれていました。
 

【お遍路体験②】福生寺(ふくしょうじ)

亮山阿闍梨が、さきほどの妙楽寺の住職を辞して、余生を過ごし入滅したのがこちら。
境内の中央に、コンクリート造りの大黒様の像があります。大正2年の大火で本堂が全焼した中で、唯一難を逃れた「やけん大黒天」は、防火、厄除け、開運の神として信仰されました。ちなみに、「やけん」とは「焼けん」の意味なんだとか。焼け残った本物は、本堂に安置されています。

福生寺(ふくしょうじ)

  • 福生寺(ふくしょうじ)
  • 福生寺(ふくしょうじ)

▲手水舎の隣に静かに安置されているのが、パワースポット「厄除け不動」。その隣にはお百度石もあります。本尊様とともに参ると、心が落ち着き、不運を退けるそうです。
 

【お遍路体験③】慈雲寺(じうんじ)

江戸時代の地誌『尾張名所図会』に名勝名跡のひとつとして描かれている寺で、今でも境内に続く参道がまっすぐに貫かれ、なかなかの風景が見られます。観音堂には、恵心僧都作と伝えられる「千手千眼観世音菩薩」や200年前に使われた「雨乞いの壺」があるそうです。

慈雲寺(じうんじ)

  • 慈雲寺(じうんじ)
  • 慈雲寺(じうんじ)

▲こちらのパワースポットは「一願抱き地蔵」。抱いて願いごとをすると、ひとつだけ叶えてくれるそうです。願いごとをして、抱き寄せるように持ってみると、思った以上に重いっ!!…ということは、成就はまだまだ先、ということでしょうか。
 

岡田の街を気の向くままに散策

知多木綿の生産地・集積地として繁栄した「岡田」。
昭和30年代の最盛期には3000人もの女工さんが働き、賑わいのある街だったそうです。そんな当時の姿が残るエリアがこちら。当時の建物や蔵が今も使われ、ここに暮らす人たちとともに「生きて」いるのも魅力です。

岡田の街

 
【昼食】範丈亭(はんじょうてい)&OKD

築100年以上の町家をリノベーションした食事処。
「おかき屋辰心」の竹新製菓が営む店で、おかきの命である米・海苔にこだわった和食がいただけます。

  • 範丈亭(はんじょうてい)
  • 範丈亭(はんじょうてい)

ツアーでいただけるのは、「岡田祭りめしセット」。お祭りや祝い時に食べる郷土料理「押し寿し」と冷たい麺、天ぷら、デザート、飲み物がついています。

岡田祭りめしセット

ちなみにこちらは、クラフトビールを製造する「OKD KOMINKA BREWING」も併設。

OKD KOMINKA BREWING

  • OKD KOMINKA BREWING
  • OKD KOMINKA BREWING
  • OKD KOMINKA BREWING

どのビールも味わい深く、しっかりとビール感がありながら、いちじくや梅といったフレイバーが軽やかに抜けていきます。ああ~美味しい!2019年にできた新しいビールなのに、妙にこなれているのがニクイですね。
 

さあ、街歩きに出かけましょう!

ここからは岡田街並みガイドとともに、まちを散策。当時の趣が残る木綿蔵やなまこ壁をはじめ、県内最古級の郵便局、登録有形文化財を見ていきながら、街の歴史を振り返ります。

なまこ壁

▲平瓦の目地をかまぼこ状に漆喰で塗り重ねた「なまこ壁」。
 

旧竹中商店と蔵

▲旧竹中商店と蔵

岡田の街並みを代表する風景としてフォトスポットになっているのがここ、旧竹中商店のある小道です。ゆるやかなカーブ、様々に積まれた石垣、屋敷の黒塀、そしてレンガと黒塀を組み合わせた和洋折衷の壁など、どこを切り取ってもノスタルジックな風景に。
ちなみに、この竹中商店は、江戸時代初期から米、肥料、木綿などの商いをしていたそうで、母屋の前の蔵は、地下に荷馬車を引き入れ荷物の出し入れを楽に行う工夫がしてあり、今もその姿を残しているそうです。
 

  • 勘衛門坂
  • 勘衛門坂

▲坂のある風景「勘衛門坂」

岡田には、曲がりくねった坂道や細く続く抜け道がいくつも見られます。これらの道は、五つの連峰(丘陵)の峰近くから集落ができ、村、町へと発展していく中でできあがったもので、まるで迷路のように高低差のある道が続きます。
坂には名前のついたものもあり、こちらの「勘衛門坂」は、坂道の手前にある竹中家の屋号からつけられた名前だとか。奥に進むと竹林があり、その小高い場所から見下ろす街並みの風景も素敵でした。
 

  • 知多岡田簡易郵便局
  • 知多岡田簡易郵便局

▲知多岡田簡易郵便局

水色の洋風建築に昔懐かしい丸型のポストにきゅんとします!こちらは明治35年に建てられた、日本最古級の郵便局舎。織物工場で働く多くの女工さんが、故郷への便りや仕送りなどのためにここを利用していたそうです。一時は、家具屋さんになったり、八百屋さんの倉庫として使われたりしていましたが、平成5年に有志によって復活。明治期の雰囲気を残す場所となっています。国の登録有形文化財(建造物)。

 
ほかにも立ち寄ってみたい岡田のおすすめスポット

EXPERIENCE PROGRAM:「手織りの里 木綿蔵・ちた」の機織り体験

  • 手織りの里 木綿蔵・ちた
  • 手織りの里 木綿蔵・ちた
  • 手織りの里 木綿蔵・ちた
  • 手織りの里 木綿蔵・ちた
  • 手織りの里 木綿蔵・ちた

明治後期から大正初期に建てられた竹内虎王商店の蔵を、木綿と機織りを後世に伝える施設として活用。ここでは、古い布を細く裂いて織り込む「裂き織り」、伝統の知多の家織りである「平織り」の2種類の体験ができます。コースターのような小さなものなら15分程度で作れるので、気軽に覗いてみては。
 

GOURMET:「おかき屋辰心」のカツ丼

  • おかき屋辰心
  • おかき屋辰心

あられや海苔巻きなどを製造販売する竹新製菓「おかき屋辰心」。多くの人のお目当ては、こちらの名物「岡田のカツ丼(両目)」です。岡田の食堂で昔から愛されてきた味で、甘辛いタレが染みたごはんの上には、サクサクに揚がったカツと目玉焼きがのっています。また、家でも手軽に再現できるように「たれ」も売っているので、お土産にどうぞ。
 

SHOPPING:知多木綿アンテナショップ「478」のコラボ商品

  • 「478」
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  • 「478」
  • 「478」
  • 「478」

知多木綿を全国の染物屋へ卸してきた生地問屋・竹内宏商店。その3代目が、「400年続く知多木綿をもっと身近に感じてもらいたい」と旧中七木綿本店を改装し、知多木綿アンテナショップをオープンしました。帆布と刺子のボストンバッグや有松絞のストール、色鮮やかな手ぬぐいなど、知多木綿が全国の染物屋とコラボした商品は、どれも違った魅力を放ち、洗練された美しさの中にも、生地の持つ優しい風合いが感じられます。


いかがでしたか。このツアーを通じて感じたこと、「やはり先達は重要です」。素通りしてしまいそうなところにスゴイものがあったり、重大なことが隠されていたり…これを知らないままではもったいない!行く前と行った後では、まったく違った景色に見えちゃいますよ。「気軽な旅にも、ガイドさんはあらまほしきものなり」

 

Spot Overview

岡田の古い街並み知多市

現在の知多市にある旧岡田村は、農家の副収入として木綿の機織りが盛んで、江戸期から昭和30年代まで知多木綿の中心地として繁栄しました。昭和4(1929)年には、新道が通り木綿工場や商店、劇場などが軒を連ね、最盛期には約3,000人の女工さんが働くほどの賑わいだったと言われています。現在でも、往時の栄華の名残が街並に残っているのでノスタルジックな気分で散策ができます。

Spot Overview

おかき屋辰心知多市

 あられやおかき、おせんべいなどを製造する竹新製菓の製造直売店。できたてのおかき等が100種類ほども店頭に並んでいて、目移りしてしまうほど。また、併設の食事コーナーで提供されている「岡田のカツ丼」も名物。タレをたっぷり含んだご飯の上に、カツが載り、さらに目玉焼き2つをかぶせたボリューム満点の逸品です。