ヤマザキマザック美術館
特別展「Photograph 記憶の花 藤原更 Sarah Fujiwara」展(やまざきまざっくびじゅつかん
とくべつてん ふぉとぐらふ きおくのはな ふじわらさらてん)
【このイベントは終了しました。】
開催日 : 2024年04月26日 ~ 2024年06月30日
藤原更(ふじわら さら)の作品は、写真でありながら、写真ではありません。なぜならそこには、写真には捉えきれなかった“記憶”が挟み込まれているからです。以前フランスで撮影した芥子畑の写真が、記憶に残る芥子畑とあまりにも違ったことを受けて藤原は、記録写真をもとに記憶の芥子を表現したいと考えるようになりました。「記憶の可視化」です。
展覧会名に“写真”ではなく“Photograph”をつかっているのは、藤原が“Photo(光)graph(書く)”という単語の本来の意味を踏まえて、「光で描く」思考を取りこんでいるからです。藤原は「光で描く」ことで、記録を越えた記憶の芥子を表現し、Photographが持つ可能性を更に拡張しようと試みているのです。
今回ご紹介する「花三部作」(蓮・薔薇・芥子/ハス・バラ・ケシ)は、コマーシャルフォトグラファーとして第一線で活躍した藤原ならではの「光と時間を駆使して瞬間を切り撮る写真」に、日本画の“ぼかし”や独自の“剥離”など、記憶のあいまいさを表現するための多様な技法が加えられています。
「命の儚さ、そして存在の輝きを表現したもの」をつくりだしていきたいという現代美術家 藤原更の『記憶の花』をお楽しみください。
関連イベント
ガイドツアー【申込不要】
会場を巡りながら展覧会の見どころをわかりやすく解説します。ご参加を希望される方は、各開催日に美術館1階の受付にてお申し出ください。
①藤原更さんと当館学芸員によるガイドツアー
②当館学芸員によるガイドツアー
【開催日時】①4月27日(土)、5月25日(土)、6月22日(土) ②5月11日(土)、6月8日(土) 各回10:30から1時間程度
【参加費】無料 ※ 要当日鑑賞券/予約不要/定員20名(先着順)
トークイベント【事前申込制】
「藤原更さんと森岡督行さんが語る『記憶の花』」
【開催日時】5月11日(土) 17:20受付開始/17:40開始/18:40終了予定
【会場】4階展示室
【参加費】無料 ※ 要当日鑑賞券/定員35名
【申込方法】4月14日(日)よりお電話(052-937-3737)にて承ります。
ナイトミュージアムコンサート
「祈りの昇華 ~音楽の父と母が遺した希望の調べ~」
閉館後の展示室で、リュート、声楽、チェロのコンサートが開催されます。”音楽の父”バッハと”音楽の母”ヘンデルのアリアなど、祈りと救いをテーマに古楽の典雅な音色をお届けします。
【開催日時】2024年6月22日(土) 17:45受付開始/18:15開演/19:15終演予定
【会場】5階展示室
【参加費】友の会会員様2,000円(税込)、一般4,500円(税込) ※ 一般のお客様には、当日のみ有効の美術館鑑賞券付
【出演者】中川祥治[リュート]、森川侑子[ソプラノ]、髙橋弘治[チェロ]
【申込方法】6月2日(日)より美術館1階受付もしくはお電話(052-937-3737)にて承ります。
※ 友の会会員様には先行してご案内しております。
※ 未就学児のご参加はご遠慮ください。
※ キャンセルは、6月20日(木)の17:00までにお電話にてご連絡ください。以降は取消料(費用全額)を後日申し受けます。
イベントの概要outline
- 開催日
- 2024年4月26日(金)~6月30日(日)
- 開催時間
- [平日]10:00~17:30
[土日祝]10:00~17:00
※ 最終入館は閉館30分前まで - 開催場所
- ヤマザキマザック美術館
- 所在地
- 〒461-0004
名古屋市東区葵1-19-30 - 料金
- [観覧料]
一般1,300円(10名様以上1,100円)/小・中・高生500円/小学生未満無料
※ 料金は変更になる可能性がございますので公式サイト等でご確認ください
- トイレ
- 有り
- お問い合わせ
- 052-937-3737(代表)
- 定休日
- 月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
- 駐車場
- 約50台
アートプラザ東側有料駐車場(30分ごとに200円)
※ 美術館専用駐車場ではありません
※ 美術館へ来館されるお客様は、30分まで無料
アクセス方法access
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電車でのアクセス
地下鉄東山線「名古屋」駅から「新栄町」駅で下車。(1番出口直結)
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車でのアクセス
名古屋高速経由で「東新町出口」から約5分