太々神楽・駒牽神事(だいだいかぐら・こまひきしんじ)
【このイベントは終了しました。】開催日 : 2024年10月15日
この祭典は春の祭礼である桃花祭に対する秋の祭礼であり、明治43年の太陽暦の採用から、毎年10月15日となっています。
太々神楽は、当日午前10時に本殿の祭文殿にて、神童神女6名・伶人の奉仕により7曲の神楽が御奉納されます。
この太々神楽は、天明2年(1782)9月から真清田神社で行なわれ、京都の神楽の家の「持明院家」と「船橋家」の紹介で伝えられたものです。一旦途絶えたものが明治37年に復興され、今日まで伶人会および近隣の児童生徒の奉仕により大切に伝えられています。
10月15日の駒牽神事に先立って、前日の14日に御幣渡神事が執り行なわれます。これは、式馬の当番になっている各氏子区域の馬主に、馬の鞍に立てる金幣と口取の法被を渡す式であり、駒牽神事の当日(10月15日)式馬にこの金幣を授けて馳駆させます。
駒牽神事は、まず馬15頭を市内へ牽き立て、帰って本殿前を1周りして神前に礼拝した後、控え場所で待機し、時刻になると境内に設けてある距離約100メートル幅約7メートルの柵内へ牽き込み、1頭ずつ順番に立て柱の周りを3度周って太鼓の合図で駆け出します。これを3度繰り返します。これによって足並みを検地し、馳駆の速さや馬体の良否を検閲しており、神職は、検知棚に上がりその成績を記入します。
馬が全て走り終えると、最後に本殿の前を1周して神前に拝礼、神職から神饌の白強飯をもらって神事を終了します。
以前は、式馬の数は17頭あり、その他、臨時の馬に当たる副馬が数十頭も参加しておりましたが、時代の変化と共に減少し、現在では15頭で行われています。
この駒牽神事は、翌年執り行われる桃花祭に使用する役馬を定めんがためのものであり、馬の検閲に至っても昔は地頭・領主の役人が、当日特に出張してこれに関与しておりましたが、現在は神職がこれに当たっています。
イベントの概要outline
- 開催日
- 2024年10月15日(火)
- 開催時間
- 太々神楽 10:00~
駒牽神事 14:00~ - 開催場所
- 真清田神社
- 所在地
- 〒491-0043
一宮市真清田1丁目2-1
- トイレ
- 有り
- お問い合わせ
- 0586-73-5196(真清田神社)
- 駐車場
- 有り(80台)/有料(1時間100円)
アクセス方法access
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電車でのアクセス
◎名鉄「名鉄名古屋」駅から、名鉄「一宮」駅下車。徒歩8分
◎JR「名古屋」駅から、JR「尾張一宮」駅下車。徒歩8分
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車でのアクセス
◎名神高速道路「尾張一宮IC」より約20分
◎名古屋高速道路一宮線「一宮東」出口より約10分
◎東海北陸自動車道「一宮西IC」から約10分または「一宮木曽川IC」から約15分