岡崎市美術博物館 展覧会「NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」」(おかざきしびじゅつはくぶつかん てんらんかい「えぬえいちけーたいがどらまとくべつてん「どうするいえやす」」)
開催日 : 2023年07月01日 ~ 2023年08月20日
戦国乱世を駆け抜け、260年にもおよぶ泰平の世の礎を築いた徳川家康。
本展では、彼の生涯において重要なターニングポイントとなった出来事を、全国から厳選を重ねた国宝・重文50件以上をはじめとした、約150件の優品をとおして紐解いていきます。また織田信長・武田信玄・徳川四天王など、様々な形で家康に影響を与えた人物ゆかりの資料も交え、家康が迫られた決断や、人物像を浮き彫りにしていきます。
幾多の「どうする」に満ちた家康の生涯を、大河ドラマとは違った角度からご覧ください。
展覧会構成
第1章 家康誕⽣−今川からの独⽴と三河平定
天文11年(1542)12月26日、家康は岡崎で生まれました。家康は今川義元配下の有力武将として成長しますが、永禄3年(1560)、桶狭間にて義元が討ち死にしてしまいます。主君を失った家康は、自立を決断し、織田信長と同盟を結びます。家臣団が分裂する大きなピンチを乗り越え、永禄9年に三河統一を果たしました。そして名字を松平から徳川に変え、ここに戦国武将家康が誕生しました。
〔主な展示資料〕
◎白檀塗具足 静岡・久能山東照宮
◎色々威胴丸具足(酒井忠次所用) 山形・致道博物館
第2章 戦国乱世の選択−今川・武⽥との抗争
三河を平定した家康は遠江へ進出し、今川氏を攻め立てます。しかし、その過程で家康と武田信玄の関係は徐々に悪化し、ついには敵対しました。元亀3年(1572)、家康は三方ヶ原の戦いで信玄に大敗を喫し、危機的な状況に陥ります。
信玄の死により難を逃れた家康は、長篠の戦いで快勝、そして天正 10 年(1582)に武田氏を滅ぼし、14年に及ぶ争いに終止符を打ちます。しかしその数か月後、本能寺の変で織田信長が亡くなり、ポスト信長の激動の中で、家康は決断に迫られます。
〔主な展示資料〕
●徳川家康起請文 山形・米沢市上杉博物館
◎松平家忠日記 東京・駒澤大学図書館
第3章 豊⾂⼤名徳川⽒−豊⾂政権下の家康
旧武田領を手中に収め、五か国を領有する大大名となった家康は、羽柴秀吉と対抗し、天正12年(1584)に小牧・長久手の戦いが起こります。
戦いは秀吉優位で決着し、豊臣政権下の一大名となった家康は、天正 18 年(1590)に小田原征伐に参陣します。戦後、家康は江戸入りし、現在の大都市東京につながる街づくりがはじまります。
〔主な展示資料〕
●太刀 銘 信房作 山形・致道博物館
●豊臣秀吉朱印状 山形・米沢市上杉博物館

第4章 天下⼈への道−関ヶ原から江⼾開府
秀吉の死後、家康は自身の力を増すために、着々と事を進めていきます。一方で石田三成らとの対立が先鋭化し、慶長5年(1600)関ヶ原で対決します。
天下分け目とも言われるこの戦いに勝利した家康は、慶長8年に征夷大将軍に任じられ、名実ともに天下人として歩みはじめていきます。
〔主な展示資料〕
◎徳川家康坐像 京都・知恩院
◎関ヶ原合戦図屏風 大阪歴史博物館
第5章 ⼤御所時代−駿府の⽣活と⼤坂の陣
慶長8年(1603)、家康は征夷大将軍に任じられますが、わずか2年後、息子の秀忠にその職を譲りました。その後も家康は「大御所」として、江戸幕府の礎を固めていきます。その活動は内政・外交・文化面と多岐に渡り、現在に伝わる遺品の数々は、大御所時代の家康の生活を雄弁に物語ってくれます。
〔主な展示資料〕
◎洋時計 静岡・久能山東照宮
●熊野懐紙「深山紅葉・海辺冬月」 京都・陽明文庫
第6章 東照⼤権現−家康、神となる
元和2年(1616)4月17日、家康は駿府城内で他界しました。遺体は家康の遺言に従い、久能山に葬られ、翌年日光に改葬されました。家康の神号をめぐっては、天海と崇伝の間で論争が起きますが、最終的に「東照大権現」に決着しました。
その後東照宮は各地に建てられ、江戸の太平の世のみならず現代まで崇敬が続いています。
〔主な展示資料〕
以心崇伝像 京都・金地院
家康天海対座図 東京・現龍院
●:国宝 ◎:重要文化財
関連イベント
◆大河ドラマ時代考証の先生による講演会
◆家康の人生にちなんだワークショップ
など、盛りだくさんのイベントを用意します!
※ 内容の詳細は、3月下旬に公式サイト・ちらし等で公開します。
特集はこちら
>>新たな発見に目覚める 今すぐ行きたい美術館・博物館特集(AichiNow)
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イベントの概要outline
- 開催日
- 2023年7月1日(土)~8月20日(日)
- 開催時間
- 10:00~17:00(最終の入場は16:30まで)
- 開催場所
- 岡崎市美術博物館
- 所在地
- 〒444-0002
岡崎市高隆寺町字峠1番地 岡崎中央総合公園内 - 料金
- [観覧料]
一般 1,500円(1,400円)/小中学生750円(700円)
※( )内は20名以上の団体料金
※ 岡崎市在住・在学の小中学生は無料(要証明)
※ 岡崎市在住・在学・在勤の方は一般料金から300円引(要証明)
※ 未就学児は無料
※ 各種障がい者手帳の交付を受けている方とその介助者1名は無料
※ 展覧会限定フリーパス「Limi‐pass(リミパス)」は2,500円
※ どうする家康 岡崎 大河ドラマ館入場券の半券提示で、団体料金に割引
- トイレ
- 有り
- お問い合わせ
- 0564-28-5000
- 定休日
- 毎週月曜日、7月18日(火)
※ 7月17日(月・祝)は開館 - 駐車場
- 無料・乗用車(651台)
アクセス方法access
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電車でのアクセス
名鉄「東岡崎」駅下車、北口バスのりば2番より【中央総合公園行】に乗車、「美術博物館」下車、徒歩5分。
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車でのアクセス
東名高速道路「岡崎IC」より約10分